北アルプスの雪山より湧きいずる、ミネラルたっぷりの美味しい清水がはぐくむ糸魚川育ちの真妻わさび(翡翠わさび)。
上品でアクが少なく、辛味と香り、旨みが強く、すりおろすと粘りがあるのが特徴です。
真妻わさびは沢わさびとして最高級品種とされています。
わさびのおろし方
流水で軽く洗い流したわさびの茎をむしり取ります。
次に、鉛筆を削るように包丁で形を整えます。
黒い部分があれば、たわしで擦るか、包丁でこそぎ落とします。
(金物を嫌いますのでできれば包丁を使わないほうがいいです。)
金属のおろし金だと風味が飛ぶので「鮫皮おろし」がなければ
出来るだけ目の細かい陶器かプラスチックのおろし板を用意していただき、
わさびの水気を拭き取って、おろし板に対して垂直にわさびを持ち、
円を描く様に、優しくゆっくりおろしていきます。
わさびは茎側、真ん中、先端で香りや辛さ、粘り気が異なります。
茎側は、色が鮮やかな緑色で、香りが高く瑞々しいです。辛味はやや弱め。
茎のはじめの部分は少し水っぽいです。
真ん中は香りと辛さ、粘り気のバランスがよい部分です。
生のわさびならではの香りや甘さ、鼻にすっと抜ける辛さが楽しめます。
先端(根の方)は色が白っぽく香りは弱いですが、辛味は強いです。
水っぽさはなく粘り気があります。
料理屋さんでは、茎側と先端を混ぜて使うこともあるようです。
切り口に赤や紫色の色素が輪状に入ることがありますが、味や品質に問題はありません。
これはわさびに含まれるアントシアニンが着色したもので強い抗酸化作用を持ち、目や身体の老化防止に欠かせない栄養素です。
色が気になる場合は、削ってすりおろしてください。
もっとも大切なのは、円を描くように、ゆっくりとすりおろすことです。